食で笑顔を。１人１人に寄り添う湘南・藤沢のカフェ「COFFEE & BANANA」。

藤沢駅南口の橘通りに佇むカフェ「COFFEE & BANANA（コーヒーアンドバナナ）」 。親しみやすさ溢れる店舗は、お客様１人１人の「美と健康」を大切に想うスタッフの温かさがたっぷり詰まったカフェでした。

「COFFEE & BANANA」は2016年５月にオープン。カフェに隣接する美容室のオーナー・石黒剛さんが、美容室でお客様を綺麗にしていくように、身体の内側からお客様を綺麗にする「食の提案」をしたいと立ち上げました。美味しいのはもちろんのこと、美や健康・体調にも気を遣うカフェ。オープンから時間を経て少しずつ需要が増え、今では常連となったお客様も数多くいます。

葉山のロースターが手掛けた、上質なスペシャルティコーヒーを手軽にいただく。

「COFFEE & BANANA」で出されるコーヒーは、葉山のロースター「THE FIVE★BEANS」のスペシャルティコーヒーをオリジナルにブレンドされたもの。毎日でも飽きずに飲みやすくするため、シングルではなく、あえてブレンドにこだわりました。

店長の曽我さんオススメの「55ブレンド」は、エチオピアモカを加えることで、軽やかでフルーツのような明るい酸味が印象的なコーヒー。実は、オーナーのお名前「剛（ごう）さん」から名付けられたもの。「ゴー！ ゴー！」と２回繰り返すことで、華やかな味のイメージやスタッフの明るさ、フットワークの軽さなどが表現されています。

また、コーヒー豆はエアロプレスという注射器のような器具で、丁寧に時間をかけ、１杯ずつ抽出されます。エアロプレスは良くも悪くも、コーヒー豆のもつ特徴がそのまま出てしまうため、鮮度と品質が大切です。抽出器具のこだわりからも、「新鮮で上質なコーヒー豆から抽出した美味しさと香り、コーヒーのすべてを味わってほしい……」といった味への自信がうかがえます。

自然由来のやさしさ。安心・安全な素材へのこだわり。

コーヒーに限らず、フードに使用する食材は可能なかぎりオーガニックなもので、生産者の顔が見えるもの使用。甘味も自然由来の身体にとって優しいものだけを選んでいるそう。

今回いただいた「太陽のワッフル」は、「太陽のパンケーキ」というミックス粉がベースになっています。地元の湘南小麦®がたっぷり使用されている「太陽のパンケーキ」は、同じく藤沢南口の「good design market KOK」から提供を受けているとのこと。

さてワッフルの中身は、奄美大島の「あまさんバナナ」。あまさんとは、奄美の方言で「甘くて美味しい」という意味らしく、太陽の光をめいっぱいに浴びた島バナナは、独特な酸味があってオレンジのような甘さが特徴。初めて味わった島バナナは、ハマってしまいそうです。

なお、島バナナは入荷したときだけの期間限定メニュー。出会えた日にはきっといいことがあるかもしれませんね。

お客様１人１人への提案。

「COFFEE & BANANA」の魅力のひとつ……それは、お客様１人１人の体調に合わせて、その人の今にあった商品の提案ができること。ビーガン、グルテンフリーなどレシピが工夫されています。

先日も、海外のウインドサーフィンの選手がお店の噂を聞きつけて、試合後にスムージーを飲みに来てくれたとか。身体が資本のアスリートにも人気です。

また、素材だけでなく、「55ブレンド」にミルクを足すと、ふわっと包み込むやさしい甘味に変化するなど、好みに合わせた飲み方提案もしてくれます。これは、お客様とのコミュニケーションから生まれるもので、そういった丁寧な接客がリピーターを増やし、やがてお店のファンになっていくきっかけのようです。

「食べることで元気にしたい！」と語る、店長の想いとは。

カウンターにカラフルでひと際目につく可愛らしいお菓子を発見しました！ 駄菓子のキャンディのような丸っこい「スノーボールクッキー」は曽我さんの手作りで、なんと小学生の頃から作り続けてきた思い出のお菓子。少しずつレシピや素材を替え、進化しています。

こんなところにも、「より美味しくて、もっともっと身体にいいものをお客様へ届けたい」という曽我さんのルーツが垣間見られる気がします。

今後について曽我さんに聞くと、「デイサービスやヘルパーなどの経験を活かし、いつか店舗に足を運べないような人たちへも、元気になる食を届けたいです！」とのこと。とってもフットワークの軽い曽我さんならば、近いうちに実現してしまいそう。

これからも進化し続ける「COFFEE & BANANA」から、目が離せそうにありません。