ハワイの味を湘南・鵠沼で! 絶品アイスクリームが味わえる「Hilo Homemade Ice Cream」。

素材本来の味にこだわる、湘南・鵠沼海岸の「Hilo Homemade Ice Cream(ヒロ・ホームメイド・アイスクリーム)」。オープンしてから10年以上、週末になると多くの人々が訪れる人気店に。

ハワイ産のコーヒー豆として知られるコナやパッションフルーツなど、一年を通して多彩なフレーバーを楽しめるこのお店。ハワイ島にあるお店の5代目を務めたマスターが、帰国後も本家と変わらぬポリシーを胸に、きょうも鵠沼の工房でアイスクリームを作っています

手作りアイスのルーツはハワイに。こだわりの製法とフレーバーを堪能しよう。

鵠沼海岸に居を構える「Hilo Homemade Ice Cream」。そのルーツはハワイ島のヒロという街にあります。オーナー夫婦のお一人であるJinさんは元バックパッカーで、世界を旅した後に留学でハワイ島へ。そして、ヒロのビーチで街のアイスクリーム屋さんの4代目と知り合いました。

Jinさんと4代目はすっかり意気投合。当時住処を探していたJinさんは4代目の家に住まわせてもらえることになりました。そして、そのお礼としてお店を手伝うことにしたのがJinさんのキャリアの出発点となります。

ヒロのアイスクリーム屋さんとして10年過ごした後に、Jinさんは帰国を決意。手作りアイスクリームのおいしさを広めるべく、日本でも「Hilo Homemade Ice Cream」の看板を掲げることにしました。

ヒロのお店で培った経験から、アイスクリームの素材には特にこだわりをもって作っています。卵を使っていないので、コクがありながらも後に残らず、素材本来の味がダイレクトに伝わります。もちろん着色料も人工添加物も不使用。実にプレミアムな口溶けをお楽しみいただけます。

今回いただいたのは「リリコイ」と「コナ」の2種類。「リリコイ」はハワイ語でパッションフルーツを指すそうで、強めの酸味が口の中に広がり、フルーティーで実に爽やかな印象を与えてくれます。カリカリとした食感をもつリリコイの種も入っていて、非常にヘルシーな一品です。

  • ▲「リリコイ」(左)と「コナ」(右)。どちらも個性引き立つ味わいです

「コナ」はハワイ島で取れるコーヒー豆のことで、Hilo Homemade Ice Creamではアイスクリーム用に深煎りしたものを100%使用。コナ自体がそもそも希少であることに加えて、アイスクリームのために焙煎するというのは他ではなかなかないそうです。特徴であるコーヒー豆のつぶつぶ感がオススメ。

この他にもレギュラーメニューが5種類あるほか、「Monthly Flavors」と銘打たれた月替わりのフレーバー、そして旬の素材を使った季節限定フレーバーもご用意。一般的には夏のイメージがあるアイスクリームですが、Hilo Homemade Ice Creamは一年中いろいろな味を楽しめるお店となっています。

ハワイ島と同じムードを感じられる湘南から、今なお広がる人のつながり。

ハワイから帰国することになり、Jinさんはアイスクリーム工房を開ける場所を求めていました。その折にレストランを経営している知り合いからもらった一声で湘南を考え始め、Hilo Homemade Ice Creamは現在のエリアでアイスクリーム作りを始めることにしたといいます。

ふとしたきっかけから湘南に移住し、当初はやはり不安を抱えていたご夫妻。ただ、程なくしてそれは杞憂だと気づきました。あらゆる場面で人々の温かさに触れ、“人のつながり”を大切にするハワイ島の人々と同じムードを湘南に感じたといいます。

「気候もそうですし、住んでいる人々の人柄にも過ごしやすさを感じました。湘南はリラックスして暮らすことができるんです」と、オーナー夫婦のAyakoさんは語っています。

現在行われている直売ですが、工房を開いてから2年ほどは行われていませんでした。最初は知り合いのレストランにアイスクリームを卸すだけだったのが、話題が話題を呼んで注文数も徐々に増加。直売を希望する声も上がるようになり、週末と祝日限定で直売を始めました。

評判が評判を呼んで、アイスクリームの味を求めて遠方からお客様がやって来ることもしばしば。中にはお店を持つ方々から「味が気に入ったので自分のお店に卸してほしい」と頼まれたりもしました。そのため、はじめは湘南中心だった卸し先も今や西へ東へ、全国各地へと広がっています。

ちなみに、ヒロのお店は現在も営業中。そこで使われているレシピは5代目にあたるJinさんが伝え残してきたものです。本国ハワイとは気候などのコンディションが異なるため、代々受け継いできた本家のレシピをそのまま使うことはできなかったそうですが、「手作りにこだわり、素材本来の味を活かす」というポリシーは変わっていません。

移転を経て、今なお広がり続けているつながりの輪。その中心には、丹精込めて作られたアイスクリームがあります。口の中で広がる風味を味わいながら、休日のひと時を少し素敵にしてくれるアイスクリームをいただきませんか。

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