葉山古民家シェアオフィス「かざはやファクトリー」〜人がつながると何かが生まれる!
湘南エリアの中でも、「葉山」は少しこじんまりとしていて住みやすい街です。鎌倉ほど大勢の人がいない、ほどほどの人口密度の中で、都会から移住してきた人と、昔ながらの地元の人、漁師さんなどが上手く共存しています。
「かざはやファクトリー」のオーナー・清水さんも、「東京に通えて海がそばにある場所」を探して「葉山」にご家族と一緒に移住してきました。
空き家だった古民家をリノベーション。シェアオフィスを開業へ
移住後、オーナーは「人が集まる場所を作りたい」という自身の夢を叶えるべく、2014年に近所の「使われていない個人宅(いわゆる空き家)」を借りて、壁や天井を壊す大々的なリノベーションを行いました。その結果、13のプライベートブースとミーティングやイベントに使われる土間、キッチン、そして屋外にはタープが張られたウッドデッキを有する、古民家シェアオフィス「かざはやファクトリー」が完成しました。
2015年4月にシェアオフィスのメンバー募集を開始すると、葉山町内、そして逗子、鎌倉などに住む現在の14名が集まりました。その職業は、建築士、ドローン撮影、ホメオパシーの専門家、映像プロデュース、ジュエリーデザイナー、セールスアドバイザー、フリーライター、Web制作、イラストレーター、ライター、税理士、グラフィックデザイナーなど多種多様。
30代のドローン撮影ビジネスをしているAさんは、早朝にシェアオフィスで2時間ほど仕事をした後は、近くの柔術ジムで汗を流し、午後には海岸で江ノ島などをドローン撮影、夕方シェアオフィスに戻り映像編集をしています。
同じく30代のグラフィックデザイナー・Bさんは、自宅で家事をしてから、自転車でシェアオフィスに出勤。数時間集中して仕事をした後、午後は子供の学校の催しに寄って帰宅します。
普段はそれぞれで働いていますが、時にはウッドデッキを使用して交流会も行われています。
異業種が交流することによって生まれる「共同プロジェクト」
「かざはやファクトリー」では多能なシェアオフィスメンバーの力を合わせて「共同プロジェクト」も行なっています。その代表的なものとして、2016年にオーナーとメンバー(Webデザイナー、グラフィックデザイナーなど)が共同して、葉山町内にカフェ「風早茶房」を立ち上げました。また、年一回の葉山芸術祭への共同参加や、年末には一緒におもちつきイベントも開催しているとのこと。まさにこちらでは、仕事も遊びもシェアしているのですね。
ちなみにオーナーは、2018年1月から同じ葉山町内に、海が望めるコワーキングスペース「サラダボウル 真名瀬」をオープンしました。オーナーの「人が集まる場所を作りたい」という夢はまだまだ続いていくようです。
湘南ワークスタイル
近年、働き方の多様化が注目を集めており、今までは東京が当たり前だと考えられてきた仕事を東京以外の場所で行う形も多く見られるようになりました。都心にも近い湘南は様々な職種の方がそれぞれ自由なスタイルで仕事をしています。この特集ではそんな湘南エリアでのワークスタイルを紹介していきます。
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かざはやファクトリー
[住所]
神奈川県三浦郡葉山町堀内663
[利用時間]
24時間
[利用プラン](詳細はホームページを参照)
・シェアオフィス
賃料:14,500〜43,000円(月額/間取り、場所によって異なります)
・イベントスペース
賃料:5,000円/回
・共同プロジェクト
ご相談内容による
[設備・機器]
Wifi、打合せスペース(土間約8帖)、キッチン、トイレ、バス、図書室(ロフト)、屋外ウッドデッキ、コピー/FAX複合機など
[お問い合わせ]
電話:046-876-8167
メール:info@kazahaya-factory.com
[ウェブサイト]
http://kazahaya-factory.com
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(参考情報)サラダボウル 真名瀬
[住所]
神奈川県三浦郡葉山町堀内1123-1
[利用情報]
利用可能時間:5時〜21時 (年中無休)
入会金:5,000円(税別)
月会費:15,000円(税別)
[ウェブサイト]
https://www.saladbowl-shinnase.com
ライター情報
Nobuyoshi Takuma
サーフィンをしに毎週、湘南に通っていたら、湘南loveが猛烈に強くなり、ついに自分の経営するIT企業のサテライトオフィスを鵠沼海岸に作ってしまった。「働き方改革」の理想像として「湘南で働く」「海のそばで働く」人たちのコミュニティを作るため奔走中。
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