現代に蘇る鎌倉時代の様子。湘南・逗子海岸で流鏑馬を観よう!

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東京都内から横須賀線でおよそ1時間と、ちょっとしたおでかけ先として人気のある逗子。実は、今から800年以上前に関東武者たちが弓馬の達人を集めて武芸を競っていたというのをご存知でしょうか?

鎌倉時代に行われていた伝統芸能の様子を再現する『逗子海岸流鏑馬』が11月19日(日)に行われます。疾走する騎馬にまたがって的を射る流鏑馬を、湘南・逗子へと観に行きましょう!

伝統芸能と縁のあるビーチ。逗子と流鏑馬の深い関係とは…?

湘南で流鏑馬といえば鎌倉・鶴岡八幡宮で行われるイメージがありますが、鎌倉時代の行事を記録する「吾妻鑑」によれば、正治2(1199)年に2代将軍・源頼家が小壷の海辺に弓馬の名手たちを集めて行ったという記録があります。

そして、この小壷が指し示す場所には現在の逗子も含まれており、流鏑馬が行われていたのは地形的な観点から現在の逗子海岸で行われたのではないかと考えられています。

湘南の海を背景に流鏑馬を鑑賞! 同日開催のイベントも数々。

また、第二次世界大戦終戦後に米軍が逗子へと進駐していた頃、逗子海岸で武田流司家の先代金子有鄰師範が流鏑馬を披露。これに魅了された米軍将兵が逗子海岸に馬場を設けて、流鏑馬の練習に励んでいた……ということもありました。

このように、流鏑馬と縁の深い逗子海岸では1992年から『逗子海岸流鏑馬』を開催。また同日には亀岡八幡宮をスタートする『武者行列』『稚児行列』や、地元の逗子開成学園和太鼓部による演奏も行われます。歴史のロマン感じるイベントへと、ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。

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