和菓子なのにトロピカル?! 不思議に旨い「ココナッツおはぎ」とおにぎりを鵠沼海岸で。

鵠沼海岸駅から鵠沼海岸の海に向かう住宅街の中に2014年5月にオープンした「KUGENUMA RICE(くげぬまライス)」。手作りのおむすびやおいなりさんをテイクアウトできるお店です。

最近じわじわと人気になりつつあるのが、写真手前の「ココナッツおはぎ」! たっぷりの粒あんを、ココナッツミルクを混ぜたもち米で包み込んだ、独創的な逸品です。

鵠沼界隈でじわじわキテる、白いヤツ。

口の中に入れて、ひと噛みすると濃厚なココナッツの薫りが鼻から抜けていきます。その後に粒あんの甘さが口の中に広がるという絶妙なバランス。和テイストと南国フレーバーの出会い。それはまさに、湘南ならではのスイーツといえるでしょう。

  • ▲ 真っ白な「ココナッツおはぎ」(写真左)と、定番の「きな粉のおはぎ」

人気ナンバーワンの「鶏ごぼうめしおむすび」。

九州名物の鶏ごぼうめしをおむすびにアレンジ。甘塩っぱいご飯に、粗挽きのブラックペッパーがスパイシーなアクセントに。

  • ▲ 「鶏ごぼうめしのおむすび」(手前)と「枝豆と鶏そぼろのおむすび」

  • ▲「おくらとおかかおむすび」(写真左)と、「くるみクランベリーいなり」

安心・安全な素材を手作りで提供。

ここ「くげぬまライス」を経営するのは宇井さんご夫妻。実は愛媛県で7年間パン屋さんを営んでいたそうです。ところが、旦那さんの廉人(きよひと)さんが突如、小麦粉アレルギーを発症。お店を続けることが不可能になってしまいました。

そこで一念発起し、奥様のご実家がある関東に移住を決意。店舗付き住宅を探していたところ偶然にも湘南エリアのこの物件に巡り会いました。お子様にも優しい自然豊かな環境と、人々のフレンドリーさも決め手になったそうです。

心がけているのは、生産者が明確で安心・安全な素材を使い、できる限り手作りで提供すること。お米は宮城県の生産者から特別栽培米を直接仕入れ、玄米は羽釜で炊くというこだわりようです。

また、旬の食材をふんだんに使用していることも魅力。「選ぶ楽しさを感じてほしい」という想いから、おむすびは玄米を含め30種類、おはぎが5種類、おいなりさんは4種類がショーケースに所狭しと並んでいます。

  • ▲ ウッディーでかわいらしいインテリアも見物

目指しているのは、海でのレジャーやピクニックを楽しむ人が気軽に立ち寄れるお店。ゆくゆくはご飯に合う、お惣菜や食材をもっと増やしたいそうです。波乗り帰りに、ウェットスーツでどうぞ。

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