人気必至のピザ専門店は今がチャンス! 湘南・平塚「HOW SWEET」の魅力を先取りしよう。

『SHONAN garden』でも何度か取り上げさせていただいている西海岸マリンロードのお店ですが、「ボインゴサイクル」「CAFE SABADO」に続いて、またまた魅力的なお店を発見。10月にオープンしたばかりの新店「HOW SWEET(ハウ・スウィート)」にお邪魔いたしました。

湘南で人気のダイニングバーから、華麗なる転身。

扉を開くと、爽やかな笑顔が素敵な渡邉店長がお出迎え。とある飲食店を約17年間勤め上げた後、地元平塚に念願のお店をオープンしました。

早速注文したのは、日替わりピザを含む4種類から選べるピザにサラダ、スープにドリンクが付いた人気のランチセット。練り上げた後、24時間発酵させて1枚1枚を慎重に形成した生地を取り分け、丁寧に薄く延ばした上に特製トマトソースを塗ってチーズをオン。そこにフレッシュなバジルを載せた、シンプルなピザです。

  • ▲ 長年の夢をかなえた渡邉さん

  • ▲ 見事な手さばきで生地を整形

熟練の手さばきで、素早いサーブが魅力。

手際良く整えたピザを、大きなショベルのような棒(ピール)に載せてガス釜に投入。「薪釜もいいですが、やはり温度を一定に保てるという点で、ガス釜にメリットがありますね」と渡邉店長。しばらくそのままオーブンで焼いた後、ピールで釜の中のピザを細かく動かして焼き加減を調整。釜の中を睨む真剣な眼差しや巧みな棒さばきは、すでに熟練のピザ職人そのもの。

焼き上がったピザとサラダ、そして特製スープをつけて完成。その間はわずか7〜8分。すべてが丁寧な手作業にもかかわらず、この速さで提供できるのもピザならではの魅力です。

  • ▲ ピザを釜に投入。この時間はまさに真剣勝負

アツアツはもちろん、冷めてもウマイ!

ピザは出来立てのアツアツが一番。セルフでピザをカットして1枚持ち上げると、とろーり溶けたチーズが伸び、ワクワク感をそそります。一切れほおばると、酸味と甘味が絶妙にブレンドされたトマトソース、コクのあるチーズ、鼻にぬけるバジルの芳香、そしてしっかりと小麦の味を感じさせながらサクッとした軽い歯ざわりが絶妙な生地、これらが渾然一体となって、舌と心を美味で満たします。

  • ▲ とろ~り溶けるチーズに、思わずよだれが…

またサラダや自家製スープも地元・平塚の青果市場でその日の朝に仕入れた、季節の旬を使用。本日のサラダは、この時期ならば生でおいしくいただけるという白菜を、スープはにんじんのポタージュと、新鮮野菜のフレッシュな旨みがつまった逸品が、食欲をさらにかきたててくれます。

  • ▲ 人気のランチセット。焼きたての香ばしさが食欲をそそります

お客様に合わせて、自由にアレンジ。

平塚在住の渡邉さんは、いつか独立をして地元でお店を開きたかったといいます。なかでもピザが特に好きで、お店で働きながらも美味しいといわれるピザを何軒も食べ歩き、自宅で何度も小麦粉の配合を変えながら焼き上げ、研鑽を重ねました。やがて自分が納得できるものができるようになったこのタイミングで、満を持して独立。今はご夫婦二人三脚でお店を切り盛りしています。

  • ▲ カジュアルかつ落ち着きのある店内

  • ▲ 店のロゴのモデルになった、お気に入りのレコードのシールも

「当初は自分の理想とするナポリスタイルのピザを目指していたのですが、いざ店を開いてみるとこの地は若い人だけでなく、家族連れ、そしてご年配の方が一人で来店されることも多い。そこで生地にはイタリア産と北海道産の強力粉だけでなく、中力粉もブレンドをして軽さを出すなどアレンジしました。自分のこだわりに固執するつもりはありません」(渡邉さん)

「ピザ本来の美味しさを」。理想は、“塩むすび”のようなピザ。

ピザは先述のマルゲリータのほか、マリナーラやクワトロチーズ、そして日替わりのシラスのマリナーラとシンプルなものばかり。「究極のごはんって白米のみ、もしくは塩むすびに行き着きます。だからピザも具材のトッピングで味をごまかすことなく、ピザ本来の美味しさを突き詰めたいんですよね」と渡邉さんは語ります。

ピザ専門店と名乗ってはいるものの、夜のバータイムにはワインに合うイタリアンの軽食やパスタも楽しめます。今後は陶器製のストウブを使った炊き込みご飯やタイ料理なども提供していく予定だそう。

  • ▲ ディナーでは、ビオワイン×スイーツのセミフレッドも絶品

  • ▲ ディナーは、手軽につまめる多彩なメニューも

甘い、ステキなひとときを。

「あくまでもピザがメインではありますが、アメリカン、イタリアンなどジャンルにとらわれることなく、自分が美味しいと思う料理を出して幅広い層のお客様に楽しんでいただきたいですね」。そこには“多少駅から遠くても、美味しければお客様は来てくれるはず”という料理への自信と、あくまでもお客様第一の心遣いが感じられます。

  • ▲ 小学生の娘さんが書いた黒板もキュート

また店名の「HOW SWEET」を見て、「ピザが甘いの?」と勘違いされる方もいらっしゃるそうですが、スラング的には「まぁ、ステキ!」という意味。ここでなら、本格ピザをカジュアルに楽しみながら、とっても“あま~く、素敵なひととき”が過ごせるはずです。

まだまだ産声を上げたばかりの「HOW SWEET」。今後は、さらなる創意工夫を重ね、魅力的なお店に育っていくことは間違いありません。今後ブレイク必至、“この店知ってる?”と、人に自慢したくなるようなお店「HOW SWEET」を、ぜひ先取りしてみてはいかがでしょうか?

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