人と地球に優しい衣食住を提案。LOHASをテーマにしたコミュニティモール「ecomo」。

湘南を東西に走る国道1号線。その辻堂エリアに位置する、1軒の大きな倉庫風の建物が、今回紹介する「ecomo(エコモ)」です。セレクトショップ「aHHHa(アーハ)」、ベーカリーショップ「ecomo bakery marumaru」、さらにオーガニックレストラン「ecomo Restaurant」で構成されるエココミュニティモール。

いずれも「エコ」や「ロハス」といった「地球に優しい暮らし」をコンセプトに、2008年オープン。施設の名前は「エコロジー」と「エコノミー」に由来 し、「エコロジー(住む場所・地球についての知識)をもって、エコノミー(地球の運営方法)を考える」を目指しているのだそうです。

自然の力を見つめることで、自分の生活を見直すきっかけに。

「aHHHa」では、自然由来のコスメやアロマなどの日用品や雑貨などを販売。「ケミカルな素材を使わなくても、植物の力だけで、こんなにできるんだということを知っていただきたいんです」と店長の宇多川さん。「絶対にこうした商品じゃなきゃいけない、とは思いません。ですが、自分の生活を見直すきっかけや環境にプラスになるような意識を持っていただければと思っています。その輪が広がれば、湘南はもっといい街になると思うんです」。

さらに人気を集めているのが、付近の農家から直接仕入れた有機栽培された色とりどりの「ふじさわやさい」。地域の生産者とのつながりを大切にし、取材当日は旬のトマトなどが並んでいました。

また、なお、ショップではアウトドアブランド「Patagonia」オーソライズディーラーとして、ウェアやバッグなども取り扱っています。その他、発展途上国の生産者の持続的な生活向上を支えるフェアトレードの雑貨なども販売しています。

野菜の切り方まで徹底的にこだわって、本来の美味しさを引き出す。

「ecomo bakery marumaru」は連日売り切れになるほどの人気です。その理由はこだわりの小麦を使用し、さらに熟成時間をたっぷりとかけ、丁寧に焼き上げられるから。また、乳製品不使用でアレルギーを持つ方にも食べられるパンや、藤沢で穫れた有機野菜(ふじさわやさい)を使ったものなど、バリエーションも豊富。

「ecomo Restaurant」は『ふだん料理革命』などの著書で知られる深澤大輝さんプロデュース。野菜本来の味を引き出すため、切り方、洗い方など野菜と徹底 的に向き合いながら、ふじさわやさいをふんだんに使ったメニューを常に開発しています。ここに来たらぜひ味わってほしいのが「ベジチーズ」。卵や乳製品を一切使 わず、発酵させた玄米に乳酸菌と豆乳を合わせ、チーズ風の味や食感に仕上げ、それをピザなどの上にのせるそうです。

定期的にイベントも開催し、エコスタイルを湘南から発信。

毎月第一日曜日には「エコモノ市」を開催。店内、店外を広く使い、ロハスやエコを提案する湘南エリアのお店が集結。商品を見つけるよろこび、人とつながる楽しさを提供しています。

また毎月第三日曜日には、地元の有機農家さんが出店する「野菜市」も開催。「食べ物をつくる人」と「食べる人」がお互いを知り支え合うことがテーマ。

このように「ecomo」では、ショップ、ベーカリー、レストランさらにイベントなどで、多様なエコやロハスの形を提案中。あなたの暮らしにも取り入れてみてはいかがでしょうか。

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