古都に伝わる夏の訪れ。7月9日〜11日、伝統の『鎌倉祇園大町まつり』開催!

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いよいよ本格的に夏ですね。鎌倉・大町にある八雲神社では、今年も『鎌倉祇園大町まつり』が開催されます。

100年以上続く伝統の神輿振りや盆踊りなどに加えて、世界記録に挑戦するイベントや、鎌倉在住アーティストによるミュージックライブなども! 古都・鎌倉に夏のはじまりを感じさせるイベントとなっています。

古から鎌倉に受け継がれるお祭り。

京都の祇園社にルーツを持つ八雲神社は、古くから厄除けのスポットとして知られています。この八雲神社で、神輿を出して神楽を奏で、奉幣の式を行う……という催しが、室町時代・報徳年中(1449〜52年)の頃には既に行われていたといいます。

現在もその流れは受け継がれており、まずは当日早朝に「浜降り」を行い、そこで得た海藻を社前に捧げた後、例祭を行います。

続いて午後1時から神輿渡御が始まりますが、この間行われるのが「神輿くぐり」。保護者が赤ちゃんを抱きかかえながら神輿の下を通り抜け、子供へのご加護を祈願する……という古くからの信仰行事です。

  • ▲ 白丁烏帽子姿の担ぎ手も特徴のひとつ

  • ▲ 鎌倉の街を神輿が通ります

  • ▲ 古来から伝わる「神輿くぐり」

神輿を一旦境内に納め、氏子たちが揃いのはんてんに着替えると「神輿振り」が始まります。「大町四ツ角」交差点付近で、灯りのついた提灯を下げる四社の神輿が横一列に並ぶその様は壮観。観る人の心に煌きを残すだけでなく、担ぎ手と同じご利益が約束されると伝えられています。

大人も子供も楽しめるイベントやライブもあり、デートやお出かけにもオススメ!

お祭り2日目に行われるのは「演芸大富くじ大会」。表題のくじびき大会に加え、様々な種目で世界記録樹立を目指す(?!)「大町ビックリンピック」、そして鎌倉在住のアーティスト「小川コータ&とまそん」による『小川コータ&とまそん Live in OMACHI』も行われます。

『SHONAN garden』で以前ご紹介した「きたかまフェス」を主催した2人が、鎌倉・大町をテーマとした新曲のワールドプレミアを開催。夏の夕暮れにゆったりと響き渡るサウンドをお楽しみください。

  • ▲ 鎌倉在住アーティスト「小川コータ&とまそん」。街で名の知れた人気者です

祭りの最終日に行われる神賦は「三ツ目」と呼ばれ、神事を執り行う氏子と一緒に盆踊りを楽しめます。その後、お祭り最後の神輿振りを含めた「還幸祭」へ。3日間の祭りを無事終えられたことに感謝し、最後は宮司による奉納の儀を執り行います。

例年7月初旬に行われる『鎌倉祇園大町まつり』は、古都に夏の訪れを告げるイベント。祭り囃子に耳を澄ませながら、みなさまも是非このお祭りの御利益にあずかりましょう。

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