今年は火星が地球に大接近!平塚市博物館で特別展「火星〜赤い惑星のひみつ」開催

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2年2ヶ月ごとに地球に近づく火星。そのうち15年に一度は大接近となります。今年、2018年はまさにその大接近の年! 2003年以来、15年振りに火星が大接近するこの年に、平塚市博物館では夏期特別展「火星 〜赤い惑星のひみつ」を開催します。

15年振りの大接近で、火星の魅力を再発見!

今夏、15年ぶりに火星が地球に大接近します。大接近時には夜空に不気味なほど赤く明るく輝く火星は非常に目を引く存在で、古来よりさまざまな観測が行われてきました。前回の大接近以来、火星探査は劇的ともいえるほど進み、かつて火星に海があったことがほぼ確実視されています。

火星を知ることは、私たちが暮らす地球を知ることにつながります。平塚市博物館では、火星の素顔や探査の現状を来館者に知ってもらうとともに、大接近の好機に火星を観察し、自分たちが暮らす惑星・地球を知るきっかけとしてもらうため、特別展を開催します。

■展示構成
序章:あれから15年
第一章:火星を知る
第二章:火星を調べる
第三章:火星を見る
第四章:火星最前線
第五章:火星と人類

■主な出品物
探査機が撮影した火星の画像、火星儀、火星の地形模型、火星隕石、火星スケッチ、
天体観測機器、火星人を描いた小説や漫画、西郷星を描いた錦絵、“火星焼き”ほか 計約100点

今年は新型の望遠鏡を購入し、観測する環境もバッチリ!

これまで平塚市博物館の屋上には、30年以上使われてきた望遠鏡があり、毎月1回ほど実施してきた観望会「星を見る会」では、この望遠鏡を通してたくさんの方に星に親しんでいただいてきました。その参加者はこれまでに1万7千人以上にのぼります。しかし近年、長年の使用によって天体望遠鏡やそれを支える赤道儀が劣化し、天体を正確に追尾することが難しくなってきました。そこで、これからも博物館で子どもたちの心に残るリアルな体験を提供し続けていくべく、クラウドファンディングを通じて資金の一部を募り、新型の望遠鏡を購入することに。この博物館の思いに多くのご賛同をいただき、受付期限より10日余りも早く目標金額を達成。無事、新型の望遠鏡を購入することができました。

関連行事の「星を見る会」では、このクラウドファンディングで皆さんに寄付していただいた資金で購入した望遠鏡を使って火星の観測をします。(今回の特別展以降の「星を見る会」でも活用させていただきます。)

  • クラウドファンディングで購入した新しい望遠鏡

  • 「星を見る会」の様子(望遠鏡は以前のものです)

各種関連行事も随時開催!

会期中は様々な行事が行われ、火星の謎と魅力をたっぷりと味わえます。

<関連行事>※詳細はウェブサイトをご確認ください
■記念講演会(会場:講堂/参加自由、無料)
8月4日(土)15:30〜17:00
「火星探査の最前線」宮本 英昭 氏(東大院工学系研究科 教授)
8月25日(土)15:30〜17:00
「火星の将来探査技術:火星航空機とその先」大山 聖 氏(宇宙航空研究開発機構(JAXA) 准教授)

■星を見る会(会場:プラネタリウム室・屋上/参加自由、無料)
7月31日(火)、8月3日(金)、8月10日(金)、8月17日(金)20:00〜21:45
9月7日(金)19:00〜20:30

■体験学習「火星儀を作ろう」(会場:講堂/小学3年生以上、100円)
7月28日(土)、 8月15日(水)15:30〜17:00
※事前申込制

■展示解説(会場:特別展示室/参加自由、無料)
7月14日(土)、8月11日(土・祝)、9月2日(日)13:00〜13:50

■プラネタリウム特別投影(会場:プラネタリウム室/参加自由、200円)
「星空の古代史 〜国史に現れた火星」
8月5日(日)15:30〜16:20
※18歳未満65歳以上無料

■雑貨団シアトリカル・プラネタリウム mission.38「まずまずマーズ」(会場:プラネタリウム室/200円)
8月21日(火)14:30〜、18:30〜
※事前申込制
※18歳未満65歳以上無料

■イブニングミュージアムウィーク講演会(会場:講堂/参加自由、無料)
テーマは“赤”/各日18:30〜18:50
8月7日(火)「赤い石の伝承」(地質)
8月8日(水)「宇宙は赤かった?—赤い光で満ちる宇宙—」(天文)
8月9日(木)「ギジカラーで写そう—赤外線撮影入門—」(天文)
8月10日(金)「相模国の赤烏—古代の祥瑞—」(考古)
8月11日(土)「村絵図の中の赤い線」(歴史)
8月12日(日)「赤色の呪力」(民俗)

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