何と創業430年! 老舗の魚のプロによる、極上の手巻き寿司

2020年のビッグイベントを迎えるにあたり、新しいお店が次々とオープンする江ノ島エリアは、湘南の中でも最も人が集まり、注目される場所。そんななか、外国人ゲストや多くの観光客、そして地元ローカルにも愛されそうな新店「江ノ前 まきたて屋」がオープンしました。

新鮮極まる、手巻き寿司と海鮮寿司丼の専門店

まきたて屋は、小田原で430年も続く水産仲卸による初めての直営店舗で、手巻き寿司と海鮮寿司丼をテイクアウト専門で扱うお店。長い歴史に裏打ちされた確かな魚の目利きや、最上な状態で魚を提供する技術が自慢です。

メニューは10種類の手巻き寿司、9種類の丼で、基本的にお持ち帰り専門。地元・片瀬漁港と本拠地である小田原漁港から、老舗の目にかなった魚だけを入荷。魚のプロが自信を持って、新鮮な極上の寿司を提供してくれます。

つくりたてならではの瑞々しさが魅力

こちらの魅力は、注文するとその場で手巻き寿司をつくってくれること。新鮮な魚を新鮮なまま手巻きにしてくれるので、作り置きの巻物にはないパリッとした海苔の食感、米の旨味を最も感じることができる人肌よりもやや低い温度のシャリ、そして新鮮極まりないフレッシュな魚の味わい。手軽な値段で、高級寿司店にも劣らない一級の寿司を味わえます。

  • 注文してから巻いてくれるので海苔もパリッパリ

人並み外れた素材へのこだわりが美味の秘密

この美味しさの秘訣は、その素材選びへのこだわり。まず魚は、片瀬港と小田原港で獲れた、抜群の鮮度を誇る季節の旬魚、海苔は有明産の「初摘み」、お米は最高ランク特Aを2年連続で獲得した神奈川県産米「はるみ」、お酢には熟成が進んで旨味が強く、「はるみ」とのマッチングも抜群の赤酢を使用。こうしたあらゆる素材への徹底したこだわりが、最上の美味を生み出しているのです。

極上本マグロが入って、驚きの620円!

中でも一番人気は「極上本鮪 中トロ巻」。脂がのった本マグロの中トロ、すき身、長芋が入って、価格はなんと620円。スポイトのような容器に入った醤油をまぐろにかけて、ガブリと一口。脂がたっぷりのとろける味わいの中トロとすき身、そしてねっとりとした山芋が渾然一体となって口中に広がり、自然と「ウマい!」の声と笑顔がこぼれます。「この味でこの値段?」とそのコスパの良さに驚きます。

またアボカドとエビが入った「エビマキタテリア」も人気で、ねっとりとしたアボカドとぷりっとしたエビの絶妙な食感と、そこにマスカルポーネチーズも加わった濃厚な味わいがクセになります。

  • 店の外でも食べられる

  • 日本酒にビール、レモンサイダーも楽しめる

シャリの美味しさが際立つ、海鮮寿司丼

さてもう1つの看板メニューが、海鮮寿司丼。こちらもやはり一番人気は「極上本鮪中トロ丼」。手巻き寿司同様の美味しさですが、特筆すべきはご飯の美味しさ。手巻き寿司に比べ、ご飯のボリュームがあるため、食べるほどに米と赤酢の絶妙なバランスが際立ちます。

このお店のあまりの美味しさが気に入った筆者は、取材後日、「日替わり地魚しらす丼」をテイクアウトし自宅で食べたのですが、こちらもまた絶品。片瀬漁港に水揚げされたばかりのアジやコショウダイなど、新鮮そのものの旬魚がたっぷり。季節を感じながら、地魚を食する贅沢はなんとも風流で、食通をきどりたくなるような気分です。

  • 極上本鮪中トロ丼

  • 地魚しらす丼

あの有名なすずめがここにも!

また料理以外にも注目してほしいのが、店先にある手すりに鎮座するすずめたち。これ、見たことありませんか? そう! 皆さんご存知、江ノ電「江ノ島」駅前で名物の季節ごとに服を換えるすずめです。

目指すは、“すずめ通り”!?

インスタスポットとして多くの観光客にも愛されるこのすずめが、このまきたて屋の前にもちょこんといます。「地元住民しか通らないような裏路地なので、何か名物を…と思って。近隣のお店とも協力してスズメをもっと増やし、いつか“すずめ通り”など名乗って、盛り上げていきたいんですよ」と田嶋店長。

すずめが着ている洋服も、駅前のすずめと同じ方の手作り品。“駅前すずめ”と“まきたて屋すずめ”のファッションを見比べるなど、この可愛らしいすずめたちを目当てに出かけてみるのもいいかもしれません。

  • お店からのつぶやきもおもしろい

  • 店長の田嶋さん

さあ、寒い冬もようやく過ぎ去り、ぽかぽかとお出かけには最適の春がやってきました。今年の春は気持ちも晴れやかに、手巻き寿司を片手にぶらりと江ノ島散歩を楽しんでみてはいかがでしょうか。

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