ウェットスーツのまま、ほっとひと息。鵠沼の海チカ「松波コーヒー」は土日限定オープン。

サーフィンなどのマリンスポーツ、サイクリング、バイクののツーリング、犬の散歩の途中に、気軽に立ち寄れるコーヒー屋さんがあったら……と思うことはありませんか?

水着やウェットスーツ、バイクのライディングスーツ、金具が付いたサイクリングシューズ、あるいはワンちゃんとご一緒に。どんなスタイルでもウェルカムなガレージコーヒースタンドが湘南・鵠沼海岸の「松波コーヒー」。 それぞれの休日スタイルに彩りを加える、潮風とコーヒーの香りに包まれた空間を少し覗いてみましょう。

国道134号線沿い、ひっそり佇むガレージコーヒースタンド。

「松波コーヒー」は2016年5月のゴールデンウィークにオープン。「旅人の心を癒す、江戸時代のお茶屋さんのようなお店にしたいです」と語るのはオーナーの高見澤あやこさん。アパレル・雑貨「SHAMROCK JAPAN」のウェブショップを営む傍ら、その直売所として改装した自宅ガレージで、土日限定のコーヒースタンドを開いています。

  • ▲「COFFEE and SOMETHING」の看板が目印

「夏は暑く、冬は寒いガレージは、まさに“外”そのものなんです」と高見澤さん。筆者が伺ったのは9月の残暑が厳しい日。しかしガレージ内はヒンヤリしていて、なんとも心地よい空間でした。

続々と入店するお散歩途中のワンちゃんたちも、快適でご機嫌の様子。「松波コーヒー」では、愛犬と一緒にスローで贅沢な週末が楽しめます。

  • ▲ コーヒーと雑貨のお店は土日のみオープン

  • ▲ ワンちゃん連れOK! お散歩中にふらっとどうぞ

ライフスタイルに溶け込む、あなた向けのコーヒーを。

「松波コーヒー」では「i don’t know coffee roaster」の豆を使い、来店される方のお好みに合わせて、1杯ずつ丁寧にハンドドリップしています。深入りブレンドの「チョコプレッソ」や「ビーチバム」(週替わり)があり、抽出方法はペーパードリップ、ネルドリップ、フレンチプレスから選べます。

  • ▲ ガレージ奥には、常連客との何気ない会話を楽しむ高見澤さんの姿が

コーヒーの他にも「今日のべジサンド」「シナモンバナナサンド」「バナナケーキ」があり、どれもリーズナブルでコーヒーと相性抜群の軽食を楽しめます。

ちなみに、スタンプカードはお店でキープもOK。事前にチャージしておけば、サーフィン帰りなどでお金を持っていなくても手ぶらでコーヒーが楽しめる……という裏技も。

  • ▲「i don't know coffee roaster」の豆を使用

  • ▲ 保温性・保冷性に優れたDINEXのマグカップ

ガレージコーヒースタンドに併設された雑貨店。お宝探しに出掛けてみては?

表の看板に“COFFEE and SOMETHING”が指すのは、ガレージ内に所狭しと並ぶアパレルや雑貨の数々。

Tシャツ、キャップ、サングラス、靴下、ヘアゴムなど、見ているだけでワクワクするような店内に置かれているのは、どれも高見澤さんが運営するウェブショップ「SHAMROCK JAPAN」で取り扱っている商品なんだそうです。

  • ▲「SHAMROCK JAPAN」直売店としてお客さんが訪れることも

普段は、国内や海外の工場でアパレルや雑貨の大量生産、卸売りを本業とする高見澤さん。ガレージの奥では、コーヒー豆袋を使ったリメイクソーイングを楽しんでいるそうです。曰く、オンリーワンの商品を手作りすることが「一人ひとりに合うコーヒーを淹れるよう」なんだとか。

そのほか、店内にはネルドリップ生地で作ったネルベア(ぬいぐるみ、体重ベアもオーダー可能)や、ボディボードケースもあります。

  • ▲ ゆったりとした時間が流れるガレージ。初対面の人とも自然と会話がはずみます

仕事に趣味に、充実した湘南ライフを過ごす。

「湘南は良い意味で、みんな遊んでいて、人生を楽しんでいる人が多いと思います。サーフィン、ジョギング、犬の散歩など、とくかく外に出て、周囲の人とコミュニケーションをとっている。それが湘南ならではの空気感です」と、愛らしく微笑む高見澤さん。

「都心へも近くて、仕事も趣味も何でもできる! 湘南は、そんな前向きなパワーを与えてくれる場所ですね」

  • ▲ オーナーの高見澤さん。朝6時に起きて、すぐ近くの海でサーフィンを楽しむことも

高見澤さんは以前、ご夫婦で大型バイクのハーレーダビッドソンに乗っていたそうです。そこで大きなガレージがある家を探していたところ、海が目の前のこの物件にたどり着いたのだとか。そのほかマリンスポーツも好きな高見澤さんの趣味と遊び心が詰まったガレージが、“非日常”の旅へとあなたを誘ってくれるでしょう。

「松波コーヒー」を通過点とした、自由気ままなスローライフを。上質な“マツナミエクスペリエンス”で、心癒される週末を過ごしませんか。

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