鎌倉で働く人々が集う食堂は、人が繋がる場所でした。「まちの社員食堂」
鎌倉市に本社を置いている有名企業、面白法人カヤック。そんなカヤックが手がける「まちの社員食堂」は地元ならではのメニューを週替わりで楽しめる、鎌倉で働く人たちを応援する社員食堂です。
鎌倉という土地柄、ランチタイムはお店が混雑しており、観光地価格で気軽に利用できるお店が少なくランチ難民になっている社員も多かったというカヤック。それなら社員食堂を作ろうという話になったそうですが、「普通の食堂を作るんじゃ面白くない、せっかくなら同じ悩みを抱えている他社にも声をかけてみんなでシェアできる社員食堂を作ろう! 」と社長自ら発案、「まちの社員食堂」がスタートしたそう。
ここでしか味わえない有名店の絶品限定メニューも登場
利用できるのは鎌倉在勤者とその同伴者のみ。さらに、月会費を支払っている会員企業の社員は100円引きで利用できます。鎌倉の飲食店が週替わりで昼・晩のメニューを提供。参加しているレストランは45店舗にも及び、バラエティ豊かなメニューが楽しむことができます。
ミシュランの星を獲得したこともある精進料理で有名な「鉢の木」や、生チョコレート専門店の「cacao」も参加しています。有名店の味はもちろん、ここでしか食べられない限定メニューや、オリジナルメニューを食べられるのも魅力のひとつです。ランチを食べたことがきっかけでそのレストランの常連になったという方も多いそうで、お店側としてはプロモーションの一環にもつながっているとのことです。
取材に伺った日のメニューは「Siblings kamakura」の明太子パスタとパン。クリーミーな明太子のソースが絡むもちもちのパスタに、毎朝お店で焼き上げているという「Sib’s cube」が2個ついてきました。バターの香りに包まれた弾力のあるもっちりパンは絶品です。
こんなにボリューム満点なセットでなんと800円(会員価格)!
不定期で開催されるイベントが話題に
月曜から金曜日までは食堂として営業し、週末には不定期でイベントを開催しています。先日は、スペインのサンセバスチャンで親しまれている美食を楽しむコミュニティー(秘密結社)「美食倶楽部」を日本にも広めるための料理教室を開催し、みんなでワイワイ卓を囲みながらお酒を片手に料理を楽しんだそう。また「ハートのタイムカード」という婚活イベントでは、累計3組のカップルが誕生したとのこと。イベントは誰でも参加可能なので、鎌倉でのコミュニティを広げるのにもおすすめです。
地方創生の取り組みを通して鎌倉をより魅力的な街へ
まちの社員食堂以外にも地域に開かれた活動に取り組んでいる同社。鎌倉に拠点を置く企業の人事担当者が集まり、鎌倉で働きたいという人を増やすために「まちの人事部」を発足しました。建長寺で会社説明会を行うなど、鎌倉に根付いた採用活動を行なっています。
最後に広報の渡辺さんがまちの社員食堂について「人と人が繋がる場所であって欲しい」と熱い想いを語ってくれたのが印象的でした。ここでの出会いや体験を通して、人と人が繋がり、新しい絆が生まれる。まちの社員食堂は、鎌倉で働く人々にとって“鎌倉での生活をより豊かにしてくれる”貴重な場所になっています。
まちの社員食堂
神奈川県鎌倉市御成町11-12
[営業時間]
昼 11:30〜14:00
夜 18:30〜21:30(21:00 ラストオーダー)
[定休日]
土日
[ウェブサイト]
https://kamakura-shashoku.machino.co
ライター情報
Rina
紹介文 湘南をこよなく愛するフリーライター/PR。百貨店や飲食店のPRを経験したのちにフリーに転身。趣味はお散歩、食べ歩き、旅行。フットワークの軽さが異常、じっとしていられない体質。好きな言葉は「時は金なり」
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