心が虹色に!大自然のパワーを身にまとおう。〜伝統技法Batik(ろうけつ染め)「SUNNY BATIK」〜

「Batik(バティック)」とは、インドネシアやマレーシアに伝わる“ろうけつ染め”の布。温めて溶かした“ろう”に筆を浸し、布に模様を描いて多色に染める伝統技法です。

インドが起源とされるBatikは、11〜12世紀にインドネシア・ジャワ島に伝わり(別名「ジャワ更紗」と呼ばれることも)、その後、中国、中東、西欧へ。日本でも江戸末期から明治時代にかけて「和更紗」として発展してきました。2009年には、ユネスコ無形文化遺産として登録。今もなお宗教や文化の影響を受けながら、色彩や模様、構成など、世界中で特色のある布生地が生まれています。

辻堂を中心にBatikの魅力を伝える、「Sunny Batik」。

「手に取る人に幸せが訪れますように…と想いを込めて描き、染めています。」と話すのは、湘南・辻堂を中心にBatikの魅力を伝える「SUNNY BATIK」主宰の島村智子さん。Tsujido Local Marketをはじめ、全国各地の野外フェス、アウトドアイベント、マーケットでアパレル販売やワークショップを行っています。

  • 「SUNNY BATIK」主宰の島村智子さん

10年前に、キャンプのイベントで“Batik”と出会った島村さん。気温や季節によって変化する柔らかなろうの表情や、染めの際に入るヒビ。一筆一筆心を込めて描く色彩や模様が見る人の心を虹色にし、笑顔を届けるその伝統技法に惹かれたのだとか。

「辻堂に引っ越してきて良かった!」自然の中で愉しむ、子育てと仕事。

埼玉県浦和市で生まれ育った島村さんは、結婚を機に横浜へ移住。その後、3人の女の子に恵まれ、より良い環境を求めて辻堂に引っ越してきたそうです。

「大好きな海が近い辻堂で、自然を大切にする子に育ってほしいと思っています。ゴミをポイ捨てするような子にはなってほしくない。イベント出店を兼ねて、家族でキャンプに行くことが多く、カヌーやアスレチックのほか、移動動物園でヤギの出産に立ち会ったり、鶏を絞めて捌いて命をいただくことを学んだり。大自然で多くのことを体験し、今ではペグを打ったり、火の番をしたり、虫を大事にできる子どもたちに成長しました。」

「辻堂に引っ越してきて、本当に良かったと思います! 辻堂は自然や環境を考えるピースフルな人が多く、私自身もSUNNY BATIKではCotton、Hemp、Bambooをはじめ、食物繊維や土に還るものを使用し、“人に優しく、地球に優しく”を心掛けています。」と、笑顔で語る島村さん。

出産祝いからチームTシャツまで! 贈り物に大人気!

毎月第2日曜日開催のTsujido Local Marketでは、Tシャツ、パーカー、ワンピースから、バッグ、クッション、スタイなど幅広いラインアップを販売するSUNNY BATIK。その商品はオンラインショップ「BASE」からも購入可能で、洗濯機で洗うことができ、色落ちもありません。

オーダーメイドも人気です。ロンパースやスタイなどの出産祝いやチームTシャツ、飲食店のエプロンのほか、イベントや店名ロゴ制作(フラッグ)も好評なのだとか!

大自然のパワーでみんな笑顔に。SUNNY BATIKのワークショップ。

商品販売のかたわら、これまで「チャイハネ『C-CAMP』」、『JEEP FESTIVAL』、『sotosotodays』、『earth garden』など、メーカーや出版社、キャンプ用品店などが主催する全国津々浦々のさまざまなイベントで“ろうけつ染め”のワークショップも開催してきたSUNNY BATIK。小さなお子さんから年配の方まで誰もが夢中になって色付けを楽しみ、自然と笑顔になるそうです。

島村さんが描く作品は、太陽、海、山、花など、大自然を象徴するものばかり。それらに色とりどりの鮮やかな色彩が合わさり、見るだけで“大自然のパワー”が心に宿るようで元気が湧いてきます。SUNNY BATIKを身にまとえば、幸せに包まれる不思議なパワーを感じることができるでしょう。

次回のSUNNY BATIK出店は、11月11日(日)のTsujido Local Market。世界でたった一つの作品を作り上げるワークショップで至福の時間を。心が虹色になるアパレルや雑貨たちに会いに来ませんか。

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