2018年4月1日、藤沢・本鵠沼にオープンした「KAMOSU」は、早田雄次郎建築設計事務所に併設された“食と暮らしの発信の場”。今回は、KAMOSUとゆかいな仲間たちが月に一度、集結する『KAMOSU DAY』(取材日は7月21日)におじゃまして来ました。

テーマは、「循環のはじまり=タネ」。

健康や環境に配慮する食材や雑貨販売や、「糸かけ曼荼羅」、「オーガニック万能バーム作り」など、趣向に富んださまざまなワークショップを行うKAMOSU。マフィンやゼリーなど、アレルギーの子でも食べられる手作りおやつ、ドライフルーツやナッツ(量り売り)、自然栽培大豆100%を使用した手作り豆乳アイス「moon」も見どころの一つ。心地よい風が吹き抜けるウッドデッキでひと息つけば、心も体も元気になれるでしょう。

『KAMOSU DAY』は、今回で3回目の開催。KAMOSU店主・早田のりこさんの夫・雄次郎さんの中学時代の同級生が集い、共に地域を盛り上げるこのイベントは、毎回、KAMOSUが提案するテーマがあります。

「7月は“循環のはじまり=タネ”。食べるものが育まれる元を辿り、食や環境考えるキッカケになれば嬉しいです。」と言うのは、KAMOSU店主ののりこさん。

お馴染みの「PIZZA MONTE COSTA」で本格ナポリピザを堪能。

今年のオープンながら、辻堂東海岸の「汎スイーツ」旧駐車場や、江のスパ前広場など、湘南エリアではすでにお馴染みの「PIZZA MONTE COSTA」。一際目立つVWバスのキッチンカーの中で、本格ピザ窯で焼き上げる本場ナポリのピザが人気を博しています。

可愛らしいレトロな自販機でチケットを購入し、定番のマルゲリータを注文した筆者。店長SATOSHIさんが特注のパーラーを使って焼き上げたアツアツのピザは、イタリア製にこだわったチーズ、トマトソース、オリーブオイルなどの厳選素材がサクッとした歯ごたえのピザ生地と相性抜群!

果実のようなトウモロコシを! 三浦・横須賀の旬の厳選野菜「Nature Ferme」。

フランス語で「自然」、「農場」を意味する「Nature Ferme」。三浦や横須賀の農家から買い付けた、まるでアート作品のような野菜(農薬使用回数0回、ものによっては1〜2回)を販売。普段は、藤沢の複合型施設「House &」の一角にてマルシェを開催しています。

  • ▲「Nature Ferme」店主・宮田さん

この日、登場したのは、果実のようにジューシーで甘いトウモロコシ。試食させてもらうと、プチプチっと弾ける触感と、まるでジュースのような甘さに感動! 最近、話題で品種も増えている「ホワイトショコラ」。一粒一粒がパールのような光沢を持つ、真っ白でスイーツのような甘さのトウモロコシです。希少価値が高いそうなので、出会えたらラッキー!

KAMOSUの種まきワークショップ。

新聞紙で箱を作ることから始まったワークショップ。ルッコラ、スイスチャード、塩嶺大豆、ブロッコリーなど、固定種(在来種)のタネを出来上がった箱に蒔きました。「芽が出て、本葉3〜4枚になったらプランターか畑の土へ。10月頃には、美味しい枝豆が食べられるといいね。」と話す、のりこさん。食べ物が育つタネと土に、興味津々の子どもたち。

暑さにも負けず、すくすくと育つきゅうりやナスなどが実るKAMOSUの小さな畑では、「生命の息吹」や「循環」を肌で感じることができました。

「家庭では生ゴミや落ち葉などを堆肥化させるコンポストを利用し、ガーデニングや畑などに肥料として使っています(今回は逗子ガーデンの堆肥を使用)。土から生まれ、土に戻すようにうまく循環させると、なんだかスッキリ。『KAMOSU DAY』が、“循環”について考えるキッカケになればと願っています。」と語る、のりこさん。

地球と環境にやさしい循環型社会に向けた、小さな一歩を。しぜん、こころ、からだが喜ぶ『KAMOSU DAY』に、遊びに来ませんか。

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