ゴミは街から海へ流れ着く!『ナミニコ タウンクリーン』で海をきれいに。

小田急江ノ島線「鵠沼海岸駅」から徒歩5分、地元ロコたちで賑わう「7325 COFFEE」。現役子育て世代のご夫婦が営む、赤ちゃんやワンちゃん連れにも優しいカフェです。東北や熊本の地震被災地への支援や、環境に配慮した商品を広めるなど、人、海、環境のために様々な活動を展開していますが、今回は、ゴミが海にたどり着く前に、街のゴミを拾うイベント『ナミニコ タウンクリーン』に伺いました。

街で出たゴミは、川を通じて海へ。

「街で出た小さなゴミは、風や雨で排水溝へと流されて、やがては川から海へと流れていきます。ゴミが海に流れ着く前に拾うこと、それも一つのビーチクリーンです。」と言うのは、7325 COFFEEオーナーの亀井雄介さん。

海を愛する亀井さんは、バリスタの資格を持つ、3児のパパ。「末っ子の日光(にこ)ちゃんの授乳が終わったら、タウンクリーンを始めたい。」という、奥様・里美さんのかねてからの想いに共感。里美さんを中心に、子どもたちと共に活動を開始したそうです。

子どもたち、ワンちゃん連れ、おじいちゃんおばあちゃんも一緒に。 

ナミニコ タウンクリーンの参加人数を「〇〇ワンニン(犬と人を合わせた数え方)」と表現する里美さん。お散歩がてらワンちゃん連れで、または、おじいちゃんがお孫さんを連れて参加されるなど、毎回、幅広い年齢層のメンバーが集まり、多世代交流の場にもなっています。

「みんなで拾うと楽しいね。」子どもたちの環境美化の意識啓発に。

子どもは遊びの天才。「ここにも、ゴミ発見!」、「こっちにも、たくさんあるよ!」と、宝探しゲームのように楽しみながら、ゴミを拾う子どもたち。トングやビニール袋を手分けして持って、お友だちと協力し合いながら、タバコの吸い殻やプラスチックなど、小さな小さな指で懸命に拾い集めます。

率先して4歳や2歳の子に声をかける、小学校3年生のお姉ちゃん。上の子が下の子の面倒をみるなど、子どもたちの連携プレーが自然と育まれていました。そんな微笑ましい光景を見て、気持ちがほっこりした筆者。小さい頃から、ゴミを拾う習慣が身に付けば、ゴミを外で捨てなくなるだけでなく、街、学校、自然など社会全体の環境美化への意識啓発につながるのではないか…そんな大きな期待が持てました。

ゴールの海はもうすぐ! 鵠沼海岸商店街を抜けて、湘南海岸公園サーフビレッジへ。

7325 COFFEEを出発地点に、鵠沼海岸商店街を抜けて、湘南海岸公園サーフビレッジへ。みんなでペースを合わせ、ゴミを拾いながら、約30分歩きます。子どもたちにとっては、長い道のりにもかかわらず、お友だちと一緒ならへっちゃら。「海に着いたら、遊ぼうね!」などと、楽しそうに会話をし、ひたすらゴールの海を目指します。

絶景のご褒美! 江の島と海を見ながら、爽快な気分を味わおう。

湘南海岸公園サーフビレッジの館内を通り抜けると、そこには江の島と海の絶景が。ゴミ拾いで街がきれいになった満足感と、絶景の美しさに、思わずテンションが上がる参加者の皆さん。心地よい潮風に吹かれ、心と体で味わう爽快感は、病みつきになること間違いなし!

参加者には、「My little pocket」(ビーチマネー事務局提供の小さなゴミ袋)が配付され、参加回数に応じて7325 COFFEEオリジナルシールやバッジがもらえます。シールは、季節毎にデザインが変わるので、集める楽しみができますね。ちなみに集まったゴミで一番多かったのは、断トツで「タバコの吸い殻」でした。

湘南らしい子育てを楽しむ、7325ご夫妻。地域の人々の愛情と共に。

ナミニコ タウンクリーンは、今回で4回目の開催。お店を営みながら、3児の子育てをする極めて多忙な里美さんは、「今後も、“無理なく、ゆるく”活動を続けていきたい。」と言います。ついつい肩に力が入ってしまいがちな子育て。7325ご夫妻を手本に、筆者も同じ子育て世代として“無理なく、ゆるく、ゆったりと楽しむ”、そんな湘南らしい子育てを心に刻むことができました。

「73(ナミ)が25(ニコ)っとしていますように。ナミとニコニコ暮らしたい。」、そう願って名付けられた「7325 COFFEE」は、2018年4月8日で5周年。7325の頭の二桁をひっくり返すと、37(ミナ)が2525(ニコニコ)。地域の人々、みんなでニコニコ過ごし、暮らす7325ファミリー。そんな愛情に包まれたファミリーと一緒に、『ナミニコ タウンクリーン』に参加しませんか。

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