湘南・平塚の海岸通りが“パラダイス”に！ 第１回『ひらパラ』の様子をお届け。

多くの飲食店が軒を連ねる平塚駅北口に負けじと、近年、次々とオシャレなお店がオープンする平塚駅南口。なかでも平塚駅前から海まで抜ける、「平塚なぎさプロムナード」は心地よい散歩道として人気を集めています。

そんな人気のエリアで開かれたのが『ひらつかパラダイス』（通称『ひらパラ』）。去る11月12日（日）に開催されたこのイベントの模様をレポートいたします。

小春日和のもと、平塚駅南口にパラソルの花が咲く。

この日は心地よい日差しが降り注ぐ、小春日和の日曜日。絶好のお出かけ日和となりました。平塚なぎさプロムナードには、お揃いのカラフルなパラソルの下、平塚市内の28もの店舗がお店を広げています。コーヒーや洋菓子、雑貨販売にマッサージまで、バラエティ豊かなさまざまなお店が立ち並びます。

午前11時にスタートのことでしたが、その前から歩道は多くの参加者でいっぱい。平塚商工会議所前の本部あたりでは、このイベントのパンフレットを求める人や風船をねだるカワイイ子どもたちが多く集まり、みなさんの笑顔がはじけます。

パンフレットを手にして、特典盛りだくさん。トートバッグプレゼントも！

さまざまなお店を知っていただけるだけでなく、来場者にもうれしい特典があるのがこのイベントの魅力。『ひらパラ』のパンフレット持参で参加店舗での飲食代金割引や一品サービス、またスタンプラリーで３つスタンプを集めれば、先着500名にオリジナルトートバッグをプレゼント。そのおかげか、自然と来場者の財布の紐もゆるみ、手に多くの袋を提げる方も見受けられます。

そんな中で私の気に止まったのが、「KoeK」さんの店先に並んだ「ストロープワッフル」というもの。これはオランダの焼菓子でワッフルの間にキャラメルシロップが入ったものだそうです。そのまま食べても美味しいけれど、ホットコーヒーのカップの上にしばらく載せておくと、生地はしっとり中のシロップも溶けて絶妙な味わいになるとか。

恥ずかしながら、このような食べ物があったことを初めて知りました。こうした普段はお目にかかることのない未知なるものと出会えるのも、こうしたイベントの醍醐味ではないでしょうか。

その少し先には、マッサージの順番を待つ行列、平塚名物のから揚げを求める無数の人々、そして英語で手紙を書くワークショップで楽しそうに過ごす幼児、だるまに２人で絵付けを行う親子など、さまざまな方々で通りは人であふれています。

同時開催の『SunSunマルシェ』も大盛況！

また今回のひらパラと同時開催となったのが、毎月第２日曜日に湘南海岸公園で開催されている『SunSunマルシェ』。せっかくなので、そのまま通りを海方面へと歩んでいくと、いつもより多くの方々が通りを往来しているようです。

さて、『SunSunマルシェ』会場に到着すると、ここもやはり多くの人でいっぱいです。にぎやかな出店を見ていると、以前お話をお伺いさせていただいた和菓子「杵若」のご主人加藤さんにお会いしました。「最近の週末は雨がちだったこともありますが、ひらパラ効果もあって、先月の２倍以上の人出ではないでしょうか」とのこと。こうした地域一丸となった取り組みが、平塚の街全体をますます盛り上げてくれるのでしょう。

“パラダイス散策”をもう一度。今から待ち遠しい次回開催。

通りをひらパラ会場へ戻るとまだまだ多くの人であふれています。しかし午後３時、第１回目の開催となった『ひらパラ』も終了の時間です。実行委員会の方にお話を聞くと、当日の盛況ぶりは想像以上で、好評が多く寄せられたことから今後の開催も検討中とのことでした。

次回はさらにパワーアップして、今回以上の盛り上がりが期待できる『ひらパラ』。次はどんなお店が加わり、どんなイベントに育っていくのでしょうか？ 次回の開催を待ちわびるととともに、家族や友人と一緒に盛り上がる“パラダイスのような最高のひらつか散歩”を期待いたします。