童心に帰れる文房具専門店。湘南・鎌倉で宝探し気分を味わおう。

最後に人に手紙を書いたのはいつのことでしょうか。

手紙の持つ温もり、そして文字を書くことの面白さや大切さを教えてくれるのが、 鎌倉大町にひっそり佇む「鎌倉・文具と雑貨の店 コトリ」です。

休日にもなると若いカップルやおじいちゃんと手を繋いだ子供たちで溢れ返ります。まるで宝探しをしているような、キラキラと目を輝かせている子供の姿に思わず笑みがこぼれてしまいます。

コトリが老若男女に愛される理由の一つは多彩な商品ラインナップ。少しレトロでどこか懐かしい、遊び心のある文房具や雑貨が並んでいます。並ぶ商品のコンセプトはあえて決めていないそう。だからこそ世代を超えて多くの人に愛されるのでしょう。

  • ▲ 人気の「コトリガチャ」はレトロでたまらないかわいさ

  • ▲ 人気商品のひとつ「コレアゲール」。 小物やお菓子を入れるのにピッタリ

  • ▲ 限定ペンセットはプレゼントや新生活の贈り物に。 コトリのオリジナル切手付き

  • ▲ 鎌倉土産にもバッチリな「コトリ飴」はほっこりミルク味

手紙を書く文化をなくしたくない。“書く”ということの大切さ。

優しい目が印象的なオーナー・中村紋子さんは、鎌倉のとある場所で“手紙カフェ”を開いていました。好きな人に手紙を書いたり、自分の気持ちを文字にして残したり…… 色んな想いを秘めた人が集うその場所はとてもあたたく、多くの人に愛される場所でした。

そして、そこで意気投合した8人で始めたのがこの「鎌倉・文具と雑貨の店 コトリ」。デザイナーからカメラマンまで個性は様々ですが、手紙が好きという根底の部分で共通しているので、非常に良い関係性なのだとか。

手紙には2つの役割があると中村さんは言います。一つは人に想いを伝える役割。昔、好きな人に想いを伝えるのに緊張しながらペンを走らせたことはありませんか?「好きです」「いつもありがとう」「この前はごめんなさい」……自分の想いが込められた“手書き”の文字は相手の心に強く何かを訴えかけます。

そして、もう一つは自分の気持ちや心を落ち着かせる役割。人に手紙を書いているつもりなのに、自然と自分の心が浄化され、落ち着く気分を味わったことはないでしょうか。心が満たされる贅沢な時間。それこそが“手紙を書くこと”の隠れた魅力なのです。

ふと、落ち着ける場所を目指して。コトリのコレカラ。

5周年を迎えたコトリが目指すのは、町の駄菓子屋さんのような存在。楽しくて心がワクワクし、そして憩いの場になるような存在であり続けたい……といいます。

メールや電話の忙しさに追われる日々。 たまにはコーヒーを片手に、懐かしのあの人へ手紙を書いてみてはいかがでしょうか。

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