神出鬼没の「駄菓子屋ROCK」を発見。移動式駄菓子屋に出会えば、きっとシアワセになれるはず!
「移動型の駄菓子屋さんが湘南に出没するらしい……」。その噂は本当だった!
編集部Kが指定された場所に行ってみると、音を立てて遠くからやってきたのはスーパーカブ。しかも、その後ろにはリアカーがつながれているではないか!
そして、リアカーに積まれた柱や棚などを手早く組み上げ、そこに多種多様な駄菓子を並べればお店が完成。この「駄菓子屋ROCK」を運営しているのは谷口さんという、「一見怖そうだけど、人情味に溢れたナイスガイ」(編集部K)。
子供も親も、おじいちゃんおばあちゃんも。 3世代に喜ばれるフィールドを目指して。
谷口さんがこのお店を始めた背景は「まず、子供たちの遊び場が少なくなっていることですね。そして僕らが小さいときに味わった放課後のワクワクした気持ちを今の子供達にも感じてほしかったからです。ゲームなどでは体験できないリアルなコミュニケーションができるフィールドにしたいんです」。
また、人が集まるところに簡単にアプローチできる移動式というスタイルを思いつくように。さらに、ノスタルジックなイメージも醸し出すリアカーを使用。これはお芋屋さんを営む先輩から譲り受けたもので、1週間ほどで改造(初期費用3,000円ほど!)し、2015年6月11日に営業を開始。「35歳の誕生日までには駄菓子屋をやりたいと思っていましたが、そのギリギリ4日前のことでした」。
お店を開くと、その珍しさからか子供が集いはじめます。また、駄菓子屋を懐かしいと感じる、親やさらにはおじいちゃんおばあちゃんの世代からも喜ば れているそうです。
「昔ながらの長屋意識っていうんでしょうか、近所には頑固親父がいて叱られることもあったけど、人情味もあって、それは日本の古き良き文化のひとつだと思うんです。それをお店を通して伝えたいですね」。
▲ 懐かしい商品が並びます
▲ めんこ! これは貴重ですね〜
▲ 懐かしの「きなこ棒」!
▲ これ、覚えてますか?!
専属のお手伝いさん、みこちゃん登場!
お店にはカラフルな駄菓子が並びます。一番の人気は当たりくじつきの「きなこ棒」や、箱のボタンを押すところころと飛び出してくるガム、練り飴やすもももなど。意外に昔とそう変わらないんですね。
などと思っているとキックボードに乗った女の子が登場。「社長、遅れてすみませんでした!」と律儀に挨拶するのは、近所に住むみこちゃん。お店がオープンするときは15時ごろから手伝いにやってくるんだとか。自分から志願してここで働きはじめた彼女(もちろん親御さんの了解済み)は「将来、お店屋さんをやってみたいんです」と目を輝かせます。
▲ とても礼儀正しいお手伝いのみこちゃん
▲ 学校が終わった子供たちがゾロゾロ
ここから素敵なエピソードが紡がれてゆく…
神出鬼没とはいえ、写真の辻堂団地の商店街で開催される「湘南うまいもん市」(毎週木曜日)、茅ヶ崎浜見平団地での「浜見平マーケット」(毎週金曜日)には定期的に参加。
浜見平団地での出店時にはこんなエピソードも。閉店後に現れた男の子。片付けた後だったため谷口さんは、また来週来てね! と手を振ったんだとか。そこに、母親がやってきて、今子供が泣いて帰ってきた、とおっしゃったそうです。本当は駄菓子が買いたかった、と。
そこで谷口さんは、一度しまった駄菓子を道路に広げて、男の子に買い物をさせてあげることに。母親によくよく聞いてみると男の子は、学童保育に通っており、それが終わることにはお店も閉店の時間。そこで、営業時間を少し延ばして買い物をさせてあげました。また、そのおかげで、普段はひとりで渡れなかった大きな道路を歩いて来られるようになったそうです。
これからもこのような素敵なストーリーが「駄菓子屋ROCK」から紡がれてゆきそうですね。
このスタイルで世界進出! 本気でたくらんでいます!
そんな駄菓子屋を通して、日本のカルチャーを世界へ発信してゆきたいと谷口さんは言います。
「駄菓子屋を背景に、海外の方にも日本に興味をもっていただき、文化をもっと知ってもらいたいんです。駄菓子文化を世界に。本気で目論んでいます」と胸を張って話してくれました。今後の動きに目が離せません!
▲ この2人の相性は抜群!
▲ オリジナルライターも
▲ この「駄菓子屋ROCK」で一番高額な商品!
▲ クリスマス限定商品も!
もちろん、日本でもお呼びとあらば、企業や自治体のイベント、お祭りなどに出張可能。「どんな子供たちも喜ばせることができますよ。それがうちのオンリーワンのパフォーマンスです」。お問い合わせは下記Facebookページにメッセージを。
出店場所もFacebookでチェック。「駄菓子屋ROCK」を探して、谷口さんの人柄に触れて、ハッピーになろう!
[追記]2016.6.15 いよいよ世界へ向けて発進!そして後世に駄菓子屋を残すことを最終目的に!
以下谷口さんからのメッセージです。
駄菓子屋ROCKを始めて約1年、皆様のお力添えの甲斐もあり世界巡業を計画できるほどの応援を頂いている事に大変感謝しております!
日本の古き良き文化である駄菓子を世界中の子供達に届け、日本への更なる関心、興味を抱いてもらい、次世代への文化交流をはかる架け橋を担えればと想いクラウドファンディングでのプロジェクトを打ち出す運びとなりました。
大人から御協賛・御支援を頂き、集まった資金を子供達へと還元する。 この仕組みがうまくシステム化されれば、今後衰退していってしまうであろう懐かしい駄菓子を大人達の手で守り、後世に残すことが可能であるかもしれません。 応援して頂ける1人でも多くの方々からの御支援お待ちしておりますので宜しくお願い致します!
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支援してあげたい!支援してもいいかな〜。と思ったかたは下記のクラウドファンディングより
https://www.makuake.com/project/dagashiyarock/
神出鬼没[駄菓子屋ROCK]
[Facebookページ]
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お問い合わせも上記よりご連絡ください。
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