材木座から漁師町・腰越へ。湘南の「なんでも食堂」は絶品・珍味が勢揃い!?

鎌倉市の最南西に位置し、南部は海、北部には山と自然に囲まれた注目のエリア・腰越。古くは鎌倉への入口、そして漁業の村として栄えた街ですが、ここ最近は飲食店も増え、湘南に移住を考える人々の候補にしばしば挙がることも。江ノ電が街中を通過するところ……といえば、ピンとくる方も多いのでは。

そんな腰越にお店を構えているのが「PIGGY’S KITCHEN」。江ノ電・腰越駅から徒歩1分という絶好の立地です。材木座から移転して約1年弱、おしゃれな店舗オーナー・平井さんに再びお話を伺ってきました。

材木座から、“海チカの下町”腰越へ。

材木座から腰越に移転した理由は、平井さん自身が気に入って移住してきたエリアだから。湘南の街々の中でも海までの近さは指折りで、徒歩圏内で生活に必要なものが揃っているのがポイントだそう。

 

  • ▲ 通りに面した「PIGGY'S KITCHEN」。江ノ電の車窓からも見ることができます

「環境もいいし、暮らしやすい。古い漁師町で、下町の雰囲気があるんです。人々とのコミュニケーションを通して、とても密な関係が築けるのは魅力的ですね」と平井さん。毎年7月に行われる『天王祭』には子供も多く参加し、活気のある盛大なお祭りとなります。

そんな腰越に構える新店舗のコンセプトは「なんでも食堂」。気軽に立ち寄ってパッと飲んで食べてパッと帰れる、“おしゃれな新橋系大衆食堂”を目指しているそう。

  • ▲ 優しいオーナーご夫婦がお出迎え

「なんでも食堂」の人気メニューたち。

ここからは、オススメのメニューをご紹介しましょう。最初の一品は「しらす丼」。腰越名物・しらすをポキにアレンジした、PIGGY’S KITCHENオリジナルの味です。新鮮なしらすの味をお楽しみください。

定食で人気を博している「ポテサラコロッケと唐揚げのMIX定食」はポテサラファン必見! 当店お手製のポテトサラダをハムで挟んだ、コロッケとハムカツのいいとこ取りは絶品です。

  • ▲ 手前がオリジナルの「しらす丼」

  • ▲「ポテサラコロッケ&唐揚げのMIX定食」は評判の高い一品

PIGGY’S KITCHENでは懐かしのラーメンもラインナップ。あっさり醤油味の中華そばをはじめ、塩味やみそ味なども召し上がれます。ランチの後やお酒の締めにうってつけの1杯は、金曜日のランチタイムにオーダーするとお得に! 要チェックです。

  • ▲ ボリュームたっぷり!「ワンタンチャーシュー麺」

ホッピーの正統派な飲み方!? 珍しい昭和カクテルも。

人気のお酒はホッピー。昭和40年代後半に発明された「三冷」という正統派な飲み方で提供されています。

三冷ではまずホッピー専用グラスを凍らせ、キンキンに冷えた焼酎と、これまたキンキンに冷えたホッピーを2対5の割合で注ぎます。焼酎はピギーズ拘りの金宮ダブルで。通常は1対5の割合ですが、濃すぎず、薄すぎずの黄金比で絶妙なうまさを引き出すことができるそうです。氷を入れてしまうと風味が損なわれるのでご注意を。地元がホッピー酒造の近くだったオーナーだからこそ知っているこの飲み方、ぜひお店でお試しあれ。

ホッピーの他にも、PIGGY’S KITCHENでは焼酎を珍しい飲み方で味わえるそうで、その名もズバリ「河童」と「金魚」。

焼酎の水割りにきゅうりを入れた「河童」はほんのり香るメロン風の甘さが特徴的で、さっぱりとした味わいが魅力です。一方「金魚」は焼酎を水割り・ソーダ割り・お湯割りをお好みで選択。そこに赤唐辛子と大葉を入れています。“昭和カクテル”とでもいうべき1杯、興味がある方はぜひ!

  • ▲「河童」(写真左)と「金魚」(同右)

お酒のお供に欠かせないのがおつまみ。数あるメニューの中でも「豚モツ串6本セット」は特にオススメです。

新鮮なモツのタン、ハツ、ガツ、シロ、テッポウ、レバーを焼いた一皿はまさに絶品。ここ湘南ではあまりメジャーでないモツ串ですが、ホッピーや焼酎との相性はバツグンです。

江ノ島から、または七里ヶ浜からお散歩がてら、フラッと立ち寄れる腰越の「なんでも食堂」。お近くにお越しの際はぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。

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