美味しい豚料理とともに幸運がやって来る!?海辺のまちの集会所「ON THE PIG’S BACK」
浜見山交差点から辻堂海岸へとまっすぐに伸びた道、通称“サーファー通り”。この通りを歩いていると、かわいらしい豚さんがお店の中をのぞき込む、なんとも不思議な光景を目にします。今回はこの印象的な豚さんのいるカフェ「ON THE PIG’S BACK(オンザピッグスバック)」にお邪魔してきました。
道路に面した「幸運を運ぶ豚」がお店の目印。
「豚」はイタリアでは幸運の象徴。美味しい豚料理を楽しんでいただくとともに、お客さまに幸せが訪れてほしい、そんな想いが込められた店名なんだそうです。店頭にいる豚さんは、その想いを代弁する「幸運を運ぶ豚」なのです。
こちらのお店を切り盛りするのは吉田宏介シェフ。青山で人気パスタ店を経営し、『吉田PASTA BARの 毎日食べたくなるパスタ 107』(主婦の友社)といった著書を出すなど、料理人として第一線で活躍されている方です。青山のお店が10年目の区切りを迎えた頃、今後について考えていたところ、「東京から少し離れたところで、のんびりと暮らしたい」と思ったそうです。そんな考えをきっかけに、湘南エリアで場所探しを開始。たどりついたのが、辻堂のこの地でした。
とっても明るく気さくな吉田シェフ
コンセプトは「まちの集会所」
お店のコンセプトは「まちの集会所」。ふらっと気軽に立ち寄れる場として利用してもらえば、という想いが込められています。その想いを具現化するかのように、お店の作りは、外と一体感のある広々とした店内とテラス席で、開放的な雰囲気が演出されています。テラス席ではわんちゃんと一緒に、心地よい風と光を感じながらくつろぐお客さまの姿も。
また、看板犬の存在もお客さまのお目当ての一つ。2016年12月25日クリスマスに生まれ、現在1歳半の“ノエル”は、このお店のOPENと同時に家族に仲間入り。お店とともに育ってきました。美人なノエルはお客さまから大人気で、ノエルに会いに遠方からやってこられる方もたくさんいらっしゃるそう。
看板犬の“ノエル”
目印の店内をのぞき込む豚さん
地産地消のお料理で、湘南を堪能してほしい
お店の人気NO.1メニューは「グレイビーミートパスタ」。もちもちの極太麺に、地元藤沢で限定生産されている「プレミアム湘南オリーブポーク(湘南ポーク)」と半熟玉子を絡めていただきます。とろとろお肉の湘南ポークは濃厚なグレイビーソースによく合います。(『吉田PASTA BARの 毎日食べたくなるパスタ』にも掲載されている大人気の一皿!)
その他のメニューも地場の素材をふんだんに使用し、「地産地消のお料理で、湘南を堪能してほしい」と吉田シェフは話してくれました。
サプライズに!インスタ映えも! サーファー通りに名物特大ハンバーガーが出現!!
「まちの集会所」を自負する通り、「普段の日はもちろん、特別な日もここで過ごしてほしい…」。そんな吉田シェフが考え出したのが、特大ハンバーガー! その大きさはインパクト抜群! 総重量2.5kg、直径約25cmという特大サイズ、 その名も「BIG WAVE」。通常のハンバーガーの約10倍の大きさがあります。吉田シェフも「お出しする時は、お客さまから歓声が上がります!」と笑顔で語ってくれました。祝う側も祝われる側も、こんなに大きなハンバーガーが出てきたら、驚くこと間違いなしですね。サプライズで喜んでほしい、という吉田シェフの愛がこもっています。お子さんや大人のバースデーのサプライズにぜひ。(特大ハンバーガーは要事前予約)
こちらのお店のハンバーガーは、湘南ポークを100%使用したトンバーグをはさんだハンバーガー。 湘南ポークを一頭買いし、新鮮なお肉をお店で自家挽き。 約6種類の部位を使用し、まるでステーキのように肉感たっぷりの贅沢なお肉がはさまれています。
HAPPY BIG BIRTHDAY BURGER「BIG WAVE」
こちらが通常のハンバーガー
お客さまにはお店を“自由に”使っていただきたい。
そんな「ON THE PIG’S BACK」ですが、2階に上がると、カフェとはまた違った一面を見せてくれます。
階段を上がった先には、ヨガ教室を行ったり子供を遊ばせたりすることができる広いフリースペースや、ハンドメイド作家さんから持ち込まれたさまざまな商品がずらり。
ちょうど取材に伺ったこの日も、ハンドメイドの作品を持ち込まれている作家さんがいらっしゃいました。そこで、吉田シェフの印象について尋ねてみました。すると「彼は人情味があり、気遣いができるから、皆に好かれているんだよね。彼に会いに来る人も多いよ。看板犬のノエルに会いに来る人はもっと多いけど!(笑)」。冗談交じりのこの言葉から、いかに地域の方々から愛されているかが分かりますね。
湘南・辻堂はハンドメイドで作品を作る方が多い土地柄。作品を販売したり、ワークショップの場として使ってもらったり、多目的に利用してもらえれば、という想いも「まちの集会所」には込められていたのです。
目指すは「地域のランドマーク」
これからも地域の集会所、ランドマークのようなお店であり続けたいと語る吉田シェフ。「何かあったらここを思い出してほしい。ライフイベントや些細な日々の出来事の中で、“そうだ。ここにお願いしようか”と、気軽に使ってもらえたら。」
今回お店にお邪魔して感じたのは、“お店”というよりも“コミュニティスペース”のような温かな空気感。思いのままくつろぐことが出来たのは、きっと吉田シェフが色々な仕掛けをお店の中に工夫しているから。是非憩いの場でゆったりした時間を過ごしてみてください。
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