クラフト時計作りを基軸に愉しむ、湘南ならではの子育て。〜 宮井ありささん(クラフト時計職人) 〜
湘南・鵠沼に暮らすクラフト時計職人の宮井ありささんは、2児の子育てをしながら「宮井商店 hand craft watch arisa」を営むパワフルママ。自然光が差し込む子ども部屋の一角で子どもたちの笑い声を聞きながら、時計、アクセサリー、革小物などの制作に日々没頭しています。
子育てによって10年ブランクがあったものの、子どもたちの洋服、小物、おもちゃなど様々なものを作っているうちにクラフト時計作りへの想いが再燃。さらにパワーアップして活動を再開しました。
どこがで誰かがつながっている、“人との心地よい距離感”の魅力。
▲ シルバーや真鍮のリングをバーナーで焼きます
月に数回は地域のママさんバスケサークルで汗を流すありささん。時には子連れで自由にバスケを楽しみます。一緒に子育てを愉しむ仲間の存在が仕事や子育てに活力を与えてくれているのだそう。
宮井さんご一家は、友人が湘南に住んでいたのをきっかけに都内から移り住んできました。地域の子育て仲間も年々増えているというありささんは「どこかで誰かがつながっていて、それでいて他人の干渉がなく、心地よい人との距離感と自由な空気が好きです」と湘南の良さを語っています。
▲ ママさんバスケサークルで試合もこなすパワフルママ
部屋中がアート! 子どもは創作の天才。
見渡す限りおしゃれな空間が広がっていて、まるでカフェのようなご自宅。所々にお子様たちのアートな作品が飾られ、ありささんの愛情あふれる素敵な空間になっています。
「子どもたちがなにげなく描く絵が好きで、大切に飾っています。その時期にしか描けない貴重な作品ですから」
▲ ご家族の思い出が詰まったキャビネット。ご兄弟の健やかな成長が伺えます
“継続は力なり”と語るありささん。クラフト時計作りとバスケットボールを続けてきた自身の経験から、子どもたちにも好きなことを見つけて、それを続けてほしいと語ります。「勉強など他にも大切なことがあるけど……日々葛藤です」と、子育て現役ママならではの悩みも。
▲‟その時期にしか描けない”子どもの絵は家宝!
▲ 男の子ならではの個性的なデザインが光る版画
夫婦の想いを形に。「宮井商店 Hanaro」を今秋オープン予定。
▲ 自然光があたたかい、カントリー調のおしゃれなキッチン
▲ 宮井商店のオリジナルハンコ
▲「宮井商店 Hanano」店舗のデザインスケッチ
宮井ご夫妻は今後「宮井商店 Hanaro」を開店する予定だといいます。人とのつながりを活かした湘南らしさのあるお花屋さんをイメージして、「hand craft watch arisa」の品々をはじめ、様々なアーティストの作品を展示したり、ワークショップスペースでの講座なども検討中。夫婦で夢に向かって日々奮闘し、今秋のオープンを目指して準備を進めているそう。
「仏花を買いにスーパーへ行くお年寄りなどを見ると、例え1本からでも届けてあげたいなと思います。主人と共に地域の方々と心を通わせる、“街のやさしい花屋”を目指したいです」とありささん。 ご夫婦のお店はきっと、鵠沼を彩るあたたかいコミュニティの拠点のひとつとなるでしょう。
湘南で暮らす人々
都心から電車で1時間と、遠いようで実は近くにある海辺の街。豊かな自然に囲まれて過ごす人々の表情もまた、おなじように豊かです。
本コラム『湘南で暮らす人々』では、この地で生活を営む人々にフォーカス。「やっぱりこの街が好きだ」というみなさん、そして「いつかはここで……」と憧れを持つみなさんと一緒に、多彩なライフスタイルを覗いていきたいと思います。
ライター情報
himawari
現役子育て中の翻訳家・ライター。夫、子ども2人、柴犬と湘南で暮らしています。 子育て世代目線で地元ならではのコミュニティやお店の情報を発信中。またスポーツ愛好家・愛犬家としてのライフスタイルも提案していきます。
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